【英語多読】Titanic(タイタニック)を読みました。

Kindleで無料の洋書を探していたらTitanicというタイトルが目にとまった。レオナルド・ディカプリオが主演をしたあの映画のストーリーを期待しページをめくっていく。しかし読み進めていくなかで、タイタニック号事件の調査結果などが延々と続くことに気付いた。最初は「導入が長いな…」と思って読んでいたのだが、本の中ほどになってようやく、これからのページでディカプリオが一切登場しないことに気付いたのだ。

 

予想外の内容だったが、様々な背景を知ることが出来たので実際には面白かった。例えば、一般的に客船は乗客を乗せる前に十分にテスト航海をするようなのだが、タイタニック号の場合はテスト航海の期間が通常より短かったこと。それに、乗組員が不足していたので不足分を寄せ集めで埋め合わせしていたこと。そのほか、女子供が救命ボート優先だったが、賄賂を払って優先的に乗った男貴族が生還の後に評判を落としたこと。このような船側の手落ちも多かったが、氷山にぶつかって難破した際に出した救難信号に近くの船が気づかなかったことなどの不運も重なって、悲劇に至ったと総括されていたように思う。

 

全ての詳細を把握したわけではないが、大まかな内容は理解できたので満足した。

 

Titanic:10,000語